まずイノシシを捕獲します。
モモ肉を使用するのでフトモモを解体して剥ぎ取りましょう。
【塩漬けにします】
イノシシの皮をキッチンハサミで剥ぎました。
適当に自分が使いやすいと思う解体道具を使えばいいと思います。
油で切れ味が落ちても挟んで切ればそこそこ切れます。
塩漬けなので材料は塩。
塩を揉み込むと肉の中から水分が出てきます。
結構水分が出てくるのでキッチンペーパーを巻いて冷蔵庫に入れて、
毎日一回くらいキッチンペーパーを交換して1週間ほど水抜きします。
塩漬け肉が1週間たったので薄く削いだ肉をそのまま少し食べてみました。
色はくすんでいてにおいは獣臭くて味はしょっぱい。
さわりごごちはベタッビタッ。
食感はグニグニもちゃもちゃ
味は悪くないけど、慣れてない独特な食感に不安が高まる。
特に色が半額セールの期限切れ間近って感じの肉の色でなぁ…
噛んでいるうちにイノシシの獣臭が口のなかに拡がっていくし、嫌な予感しかしないよトホホ。
だかしかし、貴重なタンパク源を無駄にはできない。
塩抜きという加工をすればもっと味がマイルドになるのかな?あとで水汲んできた時にでも試してみようか。
では次の工程に移る事にする。
【燻製にする】
燻屋という素人でも扱える入門燻製器を使って燻製を作ります。
ダンボールを箱状にして底にサクラチップを入れます。
サクラチップの塊をライターであぶったけどなかなか火がつかないのでハンマーで叩き壊しました。
粉々になったサクラチップの下にキッチンペーパーを差し込んでキッチンペーパーに火をつけたらかなり良い感じに煙が出てきました。
箱の底に煙を設置してから箱を完全に密封してしまったら火が消えてしまいましたショック。
箱の下の部分に空気を取り込む横穴を開けておかないと空気不足で火が消えるようです。
箱の下のほうに横穴を開けて空気を送ったら、煙と熱は食材のある天井部分に貯まりはじめました。
燻製器の設置に成功です。
食材はイノシシ肉と、ソーセージ、玉子、チーズ、はんぺんを用意しました。
燻製ができるまで待ちます。
だいたい一時間半くらいで燻製ができました。
さっそくイノシシ燻製肉を食べてみましょう。
色は乾燥ジャーキーみたいな色で肉のふちがカリカリしてる、においはサクラチップのにおい、味は変わらずしょっぱい。
さわりごごちは乾燥肉がカラカラに干からびた感じ。
食感はブチッと噛みちぎってガジガジ咀嚼するような感じです。
桁違いに食べやすくなった。
まず野獣独特の産まれてから一度も風呂入ってませんみたいな強烈な獣臭いにおいが無くなって、サクラチップをいぶした燻製のにおいしかしない。
これは凄い。
色も良くなって旨そうだし。
食感は完全に乾燥ジャーキーで不安な要素がどこにもない。
しょっぱいけどおいしい。
なんていうか安心して食べられるよ。
うまいとかまずいとかよりも、やっぱり食の安全性って重要だよね。
ごちそうさまでした。