川原毛大滝湯
city-yuzawa.jp
0183-55-8180
営業: 24 時間営業
【駐車場】あり
【トイレ】あり
【脱衣所】あり
【P H】1.41
【温 度】9月で36℃
【入浴料】無料
【時 間】24時間
【種 類】滝
【備 考】滝の下まで降りるためのきつい階段
【ユーチューブ】
上流で湧き出ているお湯と沢水が合流して、20㍍の高さから落下するという日本一の湯の滝。
滝つぼと上下流一帯が、天然の露天風呂となっているという川原毛大滝湯に行きます。
滝の温泉に行く途中に三途の川がありました。
橋には合掌している地蔵があります。
なんでまた地蔵なのかなあと思いながら橋の下を見たら約50㍍下に花束がお供えしてありました。
断崖絶壁の渓谷で気が遠くなりました。
そして「遭難多発区域」「遭難多し注意」「立入禁止」などの物騒な看板があります。
紅葉の眺めが絶景ですがもしかしたら結構な危険地区なのかもしれませんね。
車でそのまま少し走ると川原毛温泉の看板があるので細い山道を走ります。
大きな駐車場に着きました。
このへんの看板があります。
このへんは川原毛地獄という場所でかつては南部の恐山、越中の立山とともに日本三大霊山のひとつに数えられ、王朝時代から多くの修験者や参詣人が訪れた女人禁制の山であったらしいです。
が、いまは日本三大霊山ではないですね。
まずは地獄を見に行きましょう。
少し歩くと菩薩がありました。
大同2年(807)月窓和尚が「霊通山前湯寺」と称する庵寺を建てました。
その後、廃寺になり跡地には現在している地蔵を安置し、以後その場所を地蔵森と呼ぶようになりました。
そこに昭和62年、市民の浄財により川原毛地蔵菩薩が建ちました。
という話です。
この菩薩ってそんなに古いものではないんですね。
有毒ガスが発生しているらしいです。
小屋のようなものがあります。
神社のようなものがあります。
しばらく歩くと岩だらけでもくもくしている場所にでました。
この毒ガス発生装置あたりに源泉が沸いているみたいです。
源泉の発生場所を見たので駐車場の方に戻って滝の温泉に行きましょう。
川原毛大湯滝の入り口に入浴についての注意事項が書いてありました。
1入浴適期は7月上旬~9月中旬です。
2入浴する際は、水着を着用してください。
3皮膚への刺激が強い、強酸性の湯です。
おおう。水着ね。こんなこともあろうかと水着を用意してあるのだ。
水着を持って大滝湯に行きましょう。
少し歩くと小さな橋が見えてきました。
橋には「このあたりは熱湯だから気をつけてね」という看板があります。
よく見ると橋の下に服が脱いでありました。
橋の下は浅いのでちょっと下流にある窪みでお風呂に入っている人がいます。
季節によりますが熱いお風呂が好きな人ならこのへんの川に入るのがいいのかもしれませんね。
でもまあ川の温泉には入りまくっていてそんなに珍しくないので滝の方に向かいます。
けっこうなくだり階段とくだり坂をおりていくと滝が見えてきました。
滝つぼから見上げるととんでもない高さの滝で水の音が大きくてそれ以外あまり聞こえない。
温度は36℃で体温と同じくらいで長湯できそうである。
滝の手前の流木にマスタケが生えていたのであとで採取しましょう。
温度も確認できたのでさっそく入ってみました。
思っていたより滝の打ち付ける衝撃がめちゃくちゃ痛い。
真上からボッコボコにされているような気分だ。
打たせ湯というよりも滝修行という感じでそれほど気持ちよくなかった。
あまりにも滝の衝撃が痛いのでちょっと横でのんびり風呂を楽しもうと思って滝の横に座ったんだけど滝のしぶきで霧が発生している。
その霧が強酸性なので目にしみてまともに目が開けられない。
さらにその霧を吸い込んでしまうのでレモン水のような味がずっとしている。
とてもじゃないが長湯できるような環境ではないな。
ふたつ湯船があってふたつ滝があるけれどたいして変わらなさそうだったので隣の滝にはいるのはやめておきました。
あまりゆっくりできなかったけれど天然の打たせ湯というとても珍しい温泉に入ることができて満足したなあ。
そして戻るときに呪いの文字がたくさん刻み込まれた大木を見つけた。
すごいな。
本人が死んでも呪いの文字は残るという。
残った文字は未来永劫まったく関係ない同姓同名を呪い続けるのだ。
こういう呪詛は怖いからやめてください。
滝に打たれたんが結構疲れたらしくて早めに寝てしまいました。
【温泉の成分、禁忌症適応症及び入浴又は飲用上の注意】
○成分
1温泉名
川原毛温泉
2泉質
酸性一含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)一塩化物泉
3泉温
94.5℃
4温泉の主な成分(1㎏中)
ph 1.41
蒸発留残留物 2600㎎
○禁忌症適応症及び入浴又は飲用上の注意
1浴用の禁忌症
皮膚・粘膜の過敏な人特に光線過敏症の人
2温泉の一般的禁忌症(浴用)
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、
呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患
妊娠中(とくに初期と末期)
3浴用の適応症
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱自動、慢性婦人病、月経障害
高血圧症、動脈硬化症
4療養泉の一般的適応症(浴用)
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき
慢性消火器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
5飲用の禁忌症
腎臓病、高血圧症、その他一般にむくみのあるもの、下痢の時
6飲用の適応症
慢性消火器病、慢性便秘、貧血
7飲用の方法及び注意
ア飲用療養に際しては、温泉について専門的知識を有する医師の指導を受けることが望ましいこと。
イ温泉飲料の一回の量は一般に100MLないし200ML程度とし、その1日の量はおおむね200MLないしは1000MLまでとすること。ただし当温泉の最大許容飲用量は205MLである。
ウ強塩泉、酸性泉、含アルミニウム泉及び含鉄泉はその泉質と濃度によって減量し、又は希釈して飲用すること。