こんにちは宇崎ツカです。
3年間いっさいメンテナンスしていなかったリールの調子が悪いです。
リールって油ささないと動かなくなるんですね。
海の中にドボンと落ちたリールをそのまま使ってたけど、なんだかバキバキですよ。
まあよく考えたらリールってギアの歯車がたくさん詰まってる機械だから、そりゃあ油ささないと動かなくなりますよね。
車、バイク、自転車と同じでギアには定期的に油が必要です。
ということで海用KURE666を買いました!
よく見たら防錆って書いてあるの666だけですね。
クレ556は有名ですがギアにはむいてません。
KURE556の能力はサビ取りと浸透と乾きです。
自転車やバイクのチェーンに呉556を使うとサビ取り溶剤が浸透したあとに乾きます。
サビ取り溶剤は要するにサビ取りが混ざった灯油なのでグリースオイルを弾き飛ばします。
そして灯油なので揮発して乾く。
すると被膜が無くなるのでまたサビます。
まあ、サビを取るだけでサビ予防はできないんですね、だからグリースオイルをつけなおしてサビ予防をします。
バイクの場合だと、チェーンにぶっかけたサビ取り溶剤がエンジン内に浸透してエンジンオイルを弾き飛ばしてチェーンが固まり、走行中に急停止なんて事になったりするかもね。
バイクのチェーンに556はオススメできないかなあ?
自転車のチェーンに556かけると雨の次の日に錆びるので、100均とかの自転車チェーン専用の油をさしたほうが良いです。
なのでリールのメンテナンスに556は使えません。
さらに言うと、灯油で溶ける樹脂は、ポリスチレン(スーパーの白い容器)、塩化ビニル、ポリカーボネート。
灯油で溶けないものは、ポリプロピレン、ポリエチレン、テフロン、abs樹脂。
要するにプラスチック製品のほとんどがジワジワとゆっくり溶けていきます。
見た目は変わらず強度がスカスカになって砕け散る感じですね。
自転車のabs樹脂は溶けないので大丈夫です。
まあでも灯油は揮発性が高いのでそれほど気にすることも無いでしょう。
どのみちプラスチック樹脂は10年で砕け散りますよ。
という感じで呉666ですね。
666は塩が付かないように被膜を張るので錆予防の能力があります。
海用なので塩に強いです。
灯油が入っていますが揮発性が高いのであんまり気にしなくても大丈夫です。
これで海水からの錆び取りとサビ予防ができました。
556とグリースの2本を使うよりも、
666スプレー1本でシュシュッと吹き付けるだけで海水からの防錆ができるので簡単にメンテナンスができますね。
1万円以下のリールなら666で十分だと思います。
ちなみにクレ以外の潤滑スプレー、特に100均のグリースは劣化が酷いからあんまり使わない方がいいですよ。だんだん回転が重くなります。