石垣の名城と言われる丸亀城は香川県丸亀市にある現存十二天守の一つです。当時最高技術の石垣と現存十二天守の中で一番小さな天守を持ち、日本の百名城にも選ばれています。
四国の香川県にある、現存12天守の丸亀城に来ています。
けっこう車が停まっているので人気のスポットみたいです。
ぐるりと城を回りこむように左側に歩いて行くと門がありました。
もう少し歩きましょう。
観光案内所と書いてあるので、ちょっと案内の人に聞いてみましょうか。
お店の中は竹細工のうちわ工房のようになっていて、真ん中にレジがあります。
レジの人にお話ししてみましょう。
と、近くに行ってみると、地図を広げてお城の歩き方を説明してくれました。
「ここをまっすぐ歩くと大きな石垣があるので、そこが石垣の撮影ポイントです。」
地図を広げて赤ペンで撮影ポイントを〇してくれました。
「道順はぐるりと回るコースと、真ん中を突っ切るコースがあります。のんびり風景をたのしむなら20分くらいで回れるからぐるりと回るのがいいですね。真ん中を突っ切るコースは石垣と石垣の間を通るので景色は見れません。はい、地図どうぞ。」
ツカ「ありがとう!」
僕は石垣を楽しみたいので石垣と石垣に挟まれた真ん中のコースを歩きましょうか。
「わあ。高いな!これが20メートルの石垣かあ。」
石垣の下で写真を撮っている人がいるので人と比べるとかなりの高さがあるのがわかります。
石垣を眺めながら進んでいくと石垣と石垣の間を進むルートが現れました。
城攻めの時はこの石垣の上に弓隊とか鉄砲隊がずらりと並んで撃たれると思うとぞっとしますね。
二の丸跡地ですね。
昔はここに二の丸という建物が建っていましたが今は木が植えられて広場になっています。
天守のあるエリアは広々とした公園になっていて、今日は天気が良いので瀬戸大橋が見えます。
思ったよりも狭い感じがしますね。
1階には巻物や展示物が飾られています。
木造建築物って感じがしますね。
2階は特になにも無いです。
窓の上に何かキラキラした額縁のようなものがありますね?なんだろうこれ?
曇った鏡に剥がし終わったシールの枠(ゴミ)が貼り付けられた粗大ごみが飾られていました。
「うーん?」
なんでこんなことするんだろうな。城の景観が台無しですよ。
と、思ったら、確か瀬戸内国際芸術祭とやらをやっていたやつですね。
現代アートの祭典です。
現代アートとはだいたいこんな感じのものが多くて、ゼロからイチを作るものではなく、既にあるイチのものをいっぱい足して破壊して削ってイチにする芸術の事ですね。
現代は物と情報がすでに溢れていてゼロから何かを作るような面倒な事はしません。
既に完成されたたくさんある情報の良いところを集めて壊して残った残骸から拾い上げたものを自分のオリジナリティとして取り出す行為です。
完成された美しい他人のオリジナリティの寄せ集めではなく、たくさんの美しい他人のオリジナリティをわざとむごたらしく破壊してから(重要)、その残骸を混ぜて拾い集めて固めたものが自分のオリジナリティであるという主張です。
破壊と創造というやつですね。
昔はゼロから作り出した自分の作品を破壊する事でより美しい作品を創造するという意味でしたが、今はちょっと違っていて、他人の作品を破壊して否定することで、自分の作品を美しいと肯定して創造するような感じです。
結局、他人の作品を素材に使っているので、出来上がる作品は他人の作品を壊したものにしか見えませんが、何かを壊すという行為じたいが楽しいという気持ちもあるのかもしれません。
でもまあ、ゴミとゴミを足してより良い何かを生み出す努力はとても良い事ですよ。
資源の活用とかリサイクルという考え方はとても尊いものです。
僕は現代アートにおけるリサイクル的な発想はとても素晴らしいものだと思いますよ。
でも、お城には、ちょっと似合わないかな。残念。
ここから見る景色はとても見晴らしがよくて瀬戸大橋が良く見えますね!
天井には木の柱に当時の大工さんが書いた文字が書かれています。
古い木と耐震補強の木と色が違いますね。
やっぱりお城は木造が良いですよ。
以上、丸亀城でした。またね!
と、駐車場に戻るとインターネットを見たという人にお会いしました。
頑張ってね!という言葉を貰い、挨拶しました。
応援ありがとうございました。