道の駅名 霊山たけやま(れいざんたけやま)
所在地
〒377-0432
群馬県吾妻郡中之条町大字五反田222-1
TEL 0279-75-7280
駐車場 大型:2台 普通:74台
各駅
ホームページ
http://www.town.nakanojo.gunma.jp/takeyama/
【ユーチューブ】
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https://www.google.com/maps/d/u/1/edit?mid=zWOo3mhDStfg.k_dGJp1t0y20
こんにちは宇崎ツカです。
僕はいま、群馬県にある道の駅霊山たけやまに来ています。
このへんの人たちは死ぬとたけやまに霊が集まるようで、たけやまが「霊山」になっています。
そして山には神様がいて、春になると山から神様が降りてきて豊作にしてくれると伝えられています。
天狗がいる山としても有名で山の東から大天狗、山の真ん中が中天狗、山の西が小天狗と言います。
嵩山城たけやまじょう址<武山城>(中之条町指定史跡)
◆昭和63年(1988年)3月26日・指定 ◆所在地 中之条町大字五反田
戦国時代、上杉謙信が沼田城を攻略するための岩櫃城の重要な支城でした。岩櫃城落城後、齋藤憲廣の末子城虎丸が永禄7年(1564年)から2年間在城し、真田幸隆と激戦の末、一族自決落城しました。
そして山にはお城があって、戦争で負けたのでてっぺんの大きな岩から一族で飛び降りて自殺しています。
そば打ち体験もできるそば屋さんと、地元野菜のショップがあるようです。
雨なのでたけやまハイキングはできませんが、ふもとらへんを一周してみましょう。
「駐車場はそんなに広くないですね。」
道の駅、霊山たけやまというだけあって、ここにはたけやましかありません。
大通りから山の方に車で来ましたが、ここから北のほうに行くとゴルフ場があるくらいで切り立った山しかないです。
カメラとスタンプブックを持って車から降りると小雨が体を濡らします。
「このくらいの雨なら傘もいらないかな?」
山にありがちなもやのような霧のような小雨がむわっと体を覆います。
「なんだろう?緑色の山から突き出た大きな岩がある。」
車から降りると霊山たけやまがそびえ立っています。
山は全体的に木が生えていて全部、緑一色になっているのかと思いきや、
上の方の一部だけ、鬼の角のようにとても大きな岩が緑豊かな山から突き出ています。
ここらへんには戦国時代に上杉謙信が沼田城を攻略するための城がありました。
が、真田幸隆との戦いで落城。
戦いに敗れたので一族全員がこの大岩から飛び降り自殺したという場所である。
のちに天狗が住み着いて、この大岩で目撃されたという。
あまりにも天狗の目撃談が多くて、山の峰の名前が小天狗・中天狗・大天狗という名前になっている。
さらに霊的なものが集う霊山であり、この地域の人が死ぬとこの霊山から天に魂が昇ってゆく。
そして神様が住んでいて、春になると町に降りてくるという伝説があるという。
かなり色々てんこ盛りな、ものすごい山である。
「お、地図がある。」
建物がある方に向かって進むと大きな地図がありました。
ここには野菜直売ショップとそば屋、そば屋の裏には霊山への登山道があり、登山道の入り口付近にアスレチックのような遊具があるようです。
たいがい直売所の入り口にスタンプ台があるのでショップにスタンプを押しに行きましょう。
「看板のとなりに水道がある。水の補給しとこうかな。」
大きな看板の左後ろに水道がありました。
霊山のパワーがみなぎる水を飲みます。
ぷはー。
喉がうるおったのでショップのほうに向かって歩き出します。
「スタンプはどこかな。」
入り口の両脇にはストックというか杖ですね、霊山ハイキング用の杖が売られていました。
雨が降ってきたから傘でもささっているのかなあ、と思いましたが、雨の日に霊山ハイキングするような人はそもそもいませんよね。
木造の枠に大きなガラスのはまった自動ドアが開きます。
店内は左側に野菜や特産品の賞品が広がっていて、右側のカウンターがキャッシャーになっています。
自動ドアのすぐ右の内側にスタンプ台がありました。
「てってれー♪道の駅たけやまのスタンプゲット!」
ズボンのポケットに突っ込んでいたスタンプ帳にハンコをぺたりと押してにっこりする。
ふと見上げると地元の情報ペーパーや観光案内のチラシが壁にたくさん貼り付けられていて興味を引いた。
「近藤真彦、片山右京、片岡鶴太郎などなど、サインがいっぱい飾ってある。」
テレビ局とか、有名人のサインが飾られています。
そういえば片岡鶴太郎ってそばがめちゃくちゃ大好きで、日本各地のそばを食べ歩くっていうローカル番組をやっているような気がしたな。
ここってやっぱりそばがうまいのかなあ。
ていうかなんでこんなにTV収録しにきてるんだろう?霊山がすごいからなのかなあ。
ちょっとそばたべてみようかな?
と考えながら、スタンプを押したので外に出る。
「ゴミ箱がある」
ゴミ箱の後ろには、霊山たけやまの道の駅ショップが見える。
ショップの外観が昭和初期のような木造の縁側と木枠のガラス窓なので、とても古めかしく見える。
アンティーク系の外観ですね。
ここでけっこうな雨粒が降ってきました。
霧のような雨がはっきりとした雨粒になって落ちてきます。
ちょっと急いでひとまわりして戻りましょうか。
そのまま奥のほうに歩いてみるとだんだん坂を登っているような感覚になってきた。
階段が山の方に向かってずっと続いていて、階段の手前に棒が入った傘立てのようなものがあります。
「なんだろう竹の棒がたくさん刺さったカゴがおいてある、杖かな?」
長さも太さもまちまちな竹の棒がザクザクと傘立てに刺さっていた。
杖を持っていない人のために杖が用意してありました。
落城したときに自決した人を弔うために嵩山(たけやま)三十三番観世音という石仏が山に点在しているので、
供養のために訪れる人が多いようです。
「なんかある。」
石段を少しあがるとアスレチック的な遊具がありました。
本当は霊山ハイキングでもしようかと思っていましたが、
ちょっと雨がふってきたので霊山ハイキングは無しにして、
代わりにすべり台でも滑ってお茶を濁しておきましょう。
すべり台に向かいます。
「うわ、びっちょびちょだな。」
けっこう大きなすべり台だったのでローラーすべり台かな?と思っていましたが普通のすべり台でした。
うーん、これだけ雨で濡れていたら座った瞬間におしりビショビショになりそうだ。というかなる。
そもそもローラーすべり台ならけっこう滑れると思うんだけど、
普通のすべり台って滑れるのかな?どうなんだろう。
雨の日とかだと雨ですべり台がツルツルになって物凄くギュインギュイン滑るのではないのかと思いドキドキしながらすべり台に乗り込む。
「うひゃ、つめてえ!」
座った瞬間にお尻がビショビショになった。
そのままオリンピックのボブスレーのように滑り落ちる事を期待していたが、
まったく動かない。
「あれ?おかしいな。全然滑らないぞ。」
なんという事でしょう。
水を含んでびしょびしょになったズボンがすべり台に張り付いてピクリとも動かないのである。
「マジかよなんだこりゃ。」
結論、雨の日のすべり台は滑らない。
立ち上がって歩いて降りるのもなんか危ないし、
仕方がないのでジタバタしながらズリズリとシャクトリムシのように移動する。
なんというか思っていたよりも地味な結末になってしまったが、やっちまったものはどうしようもないので撤退するか。
「パンツも履き替えないとだめだな。」
あとでコインランドリー行こうっと。
おしりだけ雨に濡れたまま車に戻った。
戻るときにおそば屋さんがあったけど、やってませんでした。
まあでもこんなにズボン濡れてたらそばなんて悠長にたべてらんないし。
休みっぽいし、まあしょうがないのであきらめて次に行きましょう。
雨降ってきたなあ。