データ | |
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名前 | 翁の湯 |
よみがな | おきなのゆ |
都道府県 | 群馬県 |
住所地 | 群馬県吾妻郡草津町草津468−4 |
駐車スペース | ✕ |
トイレ | 〇 |
温度 | 適温 |
時間 | 24時間 |
備考 | ・朝7時半~9時は清掃 |
こんにちは宇崎ツカです。
僕はいま、群馬県にある草津温泉の共同浴場、翁の湯に向かっています。
草津温泉の中心である湯畑から北東に向かって歩き、坂を登り切った場所に翁の湯があります。
いままでの小さめの共同浴場よりもひとまわり大きな共同浴場になっているようです。
今回も迷いながらたどり着くことができました。
それでは翁の湯に入りに行きましょう!
【翁の湯】
・トイレあり和式。
・ちょうどいい温度。
・広めの浴槽。
・無料。
・24時間。
・朝7時半~9時は清掃時間で入浴できません。
・もらい湯の精神をもつ事。
【この企画は宇崎ツカが日産ノートで車中泊をして日本一周の観光旅行をする動画です】
【ユーチューブ】
【無料温泉無料キャンプ場道の駅マップ】
https://www.google.com/maps/d/u/1/edit?mid=zWOo3mhDStfg.k_dGJp1t0y20
「人がけっこういる。」
あいかわらず温泉宿と温泉宿に挟まれた細い道路を進んでいると、ふと、人がいる事に気が付きました。
白い調理服?を着て、白いズボンを穿き、白い帽子。
まるで給食センターの職員のような恰好の人たちが4人、
それと観光客のような人がわらわらとたたずんでいます。
まあでも観光地なんだから人がいたっておかしくはない。
そんな事よりも翁の湯はどこにあるのだろうか?
スマホのグーグルマップをちらりと見てから現実の道路と見比べる。
「地図には高さの概念があまり無いからなかなかわからないなあ。」
と、そもそも方向音痴である事が理由でさまよっている原因なのに地図のせいにしてみる。
「この坂道かなあ?これをのぼるとあるみたいだね。」
どうみてもスナックの看板がズラリと並んでいるような、スナック通りをのぼっていきます。
交差点の真ん中でキョロキョロとしていた僕に誰かが話しかけているようです。
「ん?なんだろう?」
声をかけられた方を見てみると、さっきの白い給食センターの職員みたいな人が長いトングで何か茶色のものをこちらに向けてきている。
「まんじゅうどうぞー♪」
思わずまんじゅうを受け取ってしまった。
どうやら試食を進めているようである。
お店の看板を見て見ると、おまんじゅう屋さんのようですね。
観光客にむけてまんじゅうを販売しているみたいです。
「奥で休憩もできますよー♪」
お店の奥に喫茶店のような休憩スペースがある。
休憩できるところとやらを覗いていると、2人目のまた違う別の人がお茶を持ってきてくれた。
「お茶どうぞ♪」
紙コップではなく、陶器でできた器にお茶がそそいであり、受け皿もいっしょについてきた。
おまんじゅうを食べたら、そりゃあお茶が欲しくなるのは必然な流れである。
気が付くと右手にまんじゅう、左手にお茶を持っていた。
そして3人目の別の人がこう言う。
「どうぞどうぞ、こちらで休憩できますよ♪お店の中へどうぞ♪」
いつのまにかまんじゅう屋の入り口にいた。
「あ、あれ?いつの間にか店内にいる?!なんでだ?僕、その、い、行くところがありまして、はい、あの、その、さようなら!」
そして、さっきの坂道をのぼったのであった。
「ふう。何だったんだ、あの、まんじゅうジェットストリームアタックは?!あまりの手際の良さに我を忘れてしまっていたぜ。さすがまんじゅうのプロだ。」
そしてまんじゅうをほおばる。
なんだかんだいって、まんじゅうだけは握りしめていた。
それはまあ置いといて、まんじゅうはおいしかったです、ありがとう!
「はー。坂道かったるいなあ。おー?あれかな、見えた見えた。」
坂道をあがっていったてっぺんに共同浴場の建物が見えてきました。
この辺まで来るとあまり温泉宿は無く、民家が多くなっていますね。
共同浴場は左側の入り口が男湯で右側の入り口が女湯です。
「清掃時間は午前7時30分~9時迄 入浴は御遠慮ください。」
入り口のところに清掃時間が書いてあったので音読したところ、
となりにベンチがあり、そこに座っている夫婦が何かを話しかけてきました。
「今は掃除していないので入れますよ。ここの温泉は熱くないしピリピリしません。」
どうやら今の時間は清掃時間では無い事を教えてくれたようだ。
「ありがとう。」
そう言って僕は入り口の引き戸をスライドして中に入った。
「靴置き場だ。」
引き戸をあけると目の前に、また引き戸がありました。
ポスターが貼ってあり、注意事項などの張り紙がたくさん貼ってあります。
左下には靴を入れるための棚がありました。
ここで靴を脱いで棚に入れます。
そしてまた扉をあけて中に入ると脱衣所がありました。
「トイレもあるんだね。」
脱衣所の正面には二つの扉があり、右の扉は鍵がかかっていて開きません。
左の扉は和式トイレになっていました。
脱衣所の左側の壁は棚がたくさん作られています。
誰もいないのでそそくさと服を脱いで、
脱衣所の右側のお風呂に入ります。
「ひろーい。」
今まで入った共同浴場の倍くらいの広さがある湯船です。
正面には鏡が壁に設置されていて、左にイスとオケが数個おいてあり、右側に浴槽がありました。
源泉もダバダバ出ていてとても良い感じですね。
かけ湯をした時の温度もとてもちょうど良い温度でした。
「はいりまーす。」
もくもくと湯気のたちこめる浴槽にはいります。
浴槽は広くて手足がゆったりと伸ばせます。
「これはちょうどいいなあ。」
草津のお湯を堪能しました。
半透明な白みがかったお湯をすくってみます。
時間の流れがゆっくりすぎていくなあ。
以上、翁の湯でした。