人がいっぱいいてまっすぐ歩けなかった。
屋体がたくさんあったけとイカ焼きがひとつもなくて、代わりに煮イカという屋体が5件もあった。
海の無い宇都宮の人はイカは煮て食べるのが伝統のようだ。
凄く並んでいて飛ぶように売れている煮イカすげぇ。
たこ焼きはあまり売れていないような印象だ。
金魚すくいは1件だけで代わりにぷよぷよすくいという屋体が5件ほどあった。
ぷよぷよという謎の物体を小さい釣竿のようなものを使って取得するゲームのようで、とても人気があって子供がわらわらしている。
そして宇都宮で有名な焼きそば専門店で焼きそばを食べた。
なにげに宇都宮には焼きそば専門店が3件ある。
僕が確認できていないだけでもっとたくさんあるのかもしれないが宇都宮人は基本的に焼きそばが好きなようだ。
日常的に焼きそばを専門店で食べる食文化がある。
その3件の焼きそば専門店のうちのもっとも古いと思われる、看板が無い古民家の軒先で食べる焼きそば専門店に入ってみた。
店の名前は不明。看板がない。
引き戸にはノートにマジックインキで書いたと思われる手書きの料金表が張ってあった。
並250円。大盛り300円。
お祭りの屋体の焼きそばの半額である。
店に入ったと同時に「並ください」と注文して古いテーブルに座る。
昭和を感じる事ができる店内だ。
テーブルには【はじめてのかたへ】と書かれた店のローカルルールが置いてあった。
①具はキャベツのみ。(キャベツ抜きにもできます)
②料金を用意して、まちます。
③ソースは味見してから。
なるほど。
サイドメニューは無いようだ。
ここで食べられるものは本当に焼きそばだけである。
250円をテーブルに準備して焼きそばを待つ。
紙コップで水がでてきた。
紙コップが小さいので水のおかわりを探したら、水道の蛇口から自分で直接水を紙コップに汲むシステムのようだ。
宇都宮の水道水おいしいです。
そうこうしているうちにすぐに焼きそばができてきた。
ソバは太麺でみごとな噛みごたえである。
キャベツは少ない。
油も少なめでとてもヘルシーな仕上がりになっている。
味は薄いソース味。
まずくはない。
まずくはないんだがなんというかこう貧相な味である。
安くて味も量も普通で昭和の雰囲気が体感できるという素晴らしいお店である。
お祭りとかのイベントで雰囲気を楽しみながら食べるならじゅうぶんな店だ。
ごちそうさまでした。
巨大な竹を道路に叩きつけながら練り歩く
人達やお神輿を担ぐ人、結構なスピードのトラックの上で太鼓を叩く人などを見て神社に行って帰った。
人が多すぎて疲れたなあ。
煮イカも美味しかったよ。