前神寺の歴史・由来
前神寺は、山岳信仰の山として崇拝される富士、大山など日本七霊山の一つ、国定公園・石鎚山(標高1982mの麓にある。真言宗石派の総本山であり、修験道の根本道場でもある。弘法大師は若い空海のころ、この石鎚山に2度入山しており、虚空蔵求聞持法や37日におよぶ護摩修法、あるいは三七日(21日間)の断食修行をしたことが知られている。
縁起によると、修験道の祖・役行者小角が石鎚山で修行をしたのは天武天皇(在位673〜86)のころとされ、修行中に釈迦如来と阿弥陀如来が衆生の苦しみを救済するために石蔵王権現となって現れたのを感得した。その尊像を彫って安置し、祀ったのが開創とされている。その後、桓武天皇(在位781〜806)が病気平癒を祈願したところ、成就されたので七堂伽藍を建立して、勅願寺とされ「金色院・前神寺」の称号を下賜した。以来、歴代天皇の帰依が厚く、仏像や経巻がしばしば奉納され、諸堂の修復や増築にも寄与されている。また、江戸時代には西条藩主・松平家の祈願所になるなど、寺運は隆盛を極めた。しかし、明治新政府の神仏分離令により寺領を没収され、廃寺を余儀なくされた。その間、石鎚神社が建立されたりしたが、明治22年に霊場として復興した。
信徒は、現在300,000人を超すといわれ、毎年7月1日からの「お山開き」には数万人にのぼる白衣姿の信者たちが集まり、法螺貝の音に「なんまんだ」を唱和している。
こんにちは宇崎ツカです。
門の横が駐車場になっているのでそこに車を停めました。
阿吽の象の代わりに、阿吽の狛犬がお出迎えしてくれています。
遠くに西条市の街並みが見えています。
お寺の本堂にいく手前に墓地がズラリと並んでいて、地元の人が普通にお墓参りをしています。
88ヶ所の霊場だとしても、普通のお寺と同じ業務もこなしているのが当たり前なんですよね。
地元の人が大切にしているお寺なんだなあと実感できる光景です。
お墓を通り過ぎると、参拝者通路という道があるのでここを歩いて奥まで進みます。
左側には納経所、右側に鐘、右奥の階段をあがったところに本堂があるようです。
ごーん。
まずは、本堂でロウソク・線香・お賽銭・納札・お経を納めます。
お遍路の恰好はしていませんが女性がお参りしていました。
お遍路でない人も結構訪れるようですね。
大師堂でロウソク・線香・お賽銭・納札・お経を納めます。
いままで暖かかったんですが、突然寒くなって、どうやら風邪の初期症状らしいです。
鼻水がやばいので温かくして過ごしたいと思います。