富山県黒部市宇奈月町黒部 奥山鐘釣
こんにちは宇崎ツカです。
これから黒部渓谷鉄道の終点の欅平駅から鐘釣駅に向かいます。
黒部渓谷鉄道はダムの工事で作られた鉄道で、ダムができてから観光用の鉄道として解放していて、トロッコ電車で観光ができます。
このトロッコ電車がとても遊園地のアトラクションみたいな感じでけっこうおもしろい乗り物ですよ。
トンネルがたくさんあって、壁がとても近いです。
たいしてスピードは出ていませんが、揺れが激しくてトンネルの壁が近いので結構ハラハラします。
そして鐘釣に到着。
駅の改札を出て、売店の奥の方に歩いて行きます。
駅の奥に階段が続いていて、大きな岩の下のくぼみに3体の仏さまが祭られていますね。
なぜにこの3体の仏さまがここに祭られたのかというと、預言者が黒部ダム建設を予言して事故防止の為にここに設置せよ、と神のお告げがあったからだそうです。
とてもうさんくさいですが、この予言者は戦争で広島に原爆が落ちる、戦争に負ける。と予言して牢屋にぶち込まれた人です。
他にも大阪万博開催、橋が崩れ落ちる、火事がおきる、などなどの予言を的中させた本物の予言者なので、その軌跡を忘れないためにも、この3体の仏様をここで祭りつづけているそうですよ。
切符売り場の前に湧き水があります。
この水は黒部の名水でとてもおいしいお水ですね。ごくごく。うまいです。
鐘釣の周辺マップがあります。
歩ける場所はとても少ないですね。
谷しかないです。
少し奥に進むと、万年雪という1年じゅう溶けない雪がある場所に着きました。
が、今年はとても暑いので溶けてなくなっちゃったそうです。
残念。
いつもは溶けない雪で真っ白になっているそうですよ。
今年は植物が良く育っていますね。
万年雪を見ながらコーヒーが飲める喫茶店がここにあって、黒部の水で作ったコーヒーがめちゃくちゃ美味しいです。
テラスがありますが、オープンテラスはちょっと寒いですね。
ここの宿の前から鐘釣山のてっぺんを見る事が出来ます。
昔の人は山を信仰していたので、この山のてっぺん部分が神様です。
鐘釣山の神の使いはオオカミです。
隣の山は猫又山と言って、猫又という猫の妖怪が住んでいて、その猫又が旅人を食べるという伝説があり、旅人にとても怖がられていました。
だが、鐘釣の温泉に入った人だけが生きて猫又山を通り抜けることができたので、鐘釣温泉は猫又よけの効果があると言われて、旅人はここの温泉に必ず入って行くようになったそうです。
ぜひ、ここの温泉に入って行きたいですね!
「増水のため通行止」
うわあ!なんてこった、やっぱり昨日からの雨で増水して川の中に温泉が埋まっていて入れないんだ。
こちらが増水している川の様子。
この川の真ん中らへんの色の濃い大きな岩のところ周辺が温泉らしいですが、川にのまれていて見えません。
ぐぬぬ。
と増水した川を見つめていると・・・
管理の人が来て「川のほうは入れないけど、岩風呂なら入ってもへいきですよ。」とのこと。
「やったー!じゃあ入ってきますね!」
階段を降りたところが岩風呂ですね!
水がめちゃくちゃ綺麗です。
お湯の湧き出る量がかなり多いです。
そして黒部の名水が湧き出ているのでめちゃくちゃ綺麗に透き通っています。
おいしい水のお風呂みたいなもんですよ。
温度は42℃くらいで丁度良い気がします、川の水のほうのところはもう少しぬるいですかね。
こんなに綺麗な水のお風呂はなかなかありませんね!
足元は砂になっていて、砂の下から温かいお湯がでてきているみたいです。
来て良かった。
そしてお風呂から出て駅に向かって帰ります。
電車の時間がまだけっこうあるので、待合室で待つことにしました。
待合室の中になぜか公衆電話ボックスがあります。
なんでだろう?とおもったらここは携帯電話の電波が繋がったり繋がらなかったりする場所なので電話ボックスが必要なんですね。
なるほどなあ。
鐘釣は楽しかったなあ。
駅員さんがみんな手を振ってくれていますよ!バイバーイ!
以上、鐘釣温泉「河原露天風呂(無料)」でした。またね!