銃を所持するための手続き

はじめての狩猟入門講座

銃砲の所持許可等に関する手続き

銃砲の所持

銃砲は、銃砲刀剣類所持等取締法により、一般的にはその所持が禁止されていますが、住所地を管轄する都道府県公安委員会(法人が業務のために従業者等に所持させようとする場合は、事業場の所在地)の許可を受けることにより所持することができます。

欠格事由

次に該当する方は、許可を受けることができません。

人についての欠格事項

18歳(猟銃は20歳)に満たない者(例外規定あり)
統合失調症やそううつ病等の精神的な病気にかかっている者、又は認知症である者
アルコールや覚醒剤等の薬物の中毒者、心神耗弱者
住居が定まっていない者
過去に一定の犯罪歴のある者や所持許可の取消処分等を受けた者
暴力団関係者
ストーカー行為や配偶者暴力行為をした者、その他人の生命、身体若しくは財産若しくは公共の安全を害し、又は自殺のおそれのある者
同居の親族に上記2,3,6.7に該当する者がある場合など

猟銃・空気銃の所持許可手続きの流れ(初めて猟銃・空気銃を所持しようとする場合)

まずは近くの警察署の生活安全課の銃砲担当様に電話をします。

「猟銃の所持の手続きがしたいのでしたら一度警察署まで来て銃砲担当とお話をしてください。」と言われたので、次の日に生活安全課に行く事になりました。

銃砲担当の人は結構親切な人で何も知らない僕にたくさんの事を教えてくれた。

「まずどうして銃を持ちたいんですか?」

ツカ「冬は魚が釣れないから冬の猟期だけ狩猟したいです。」

「うむむ・・・銃を持ちたいという人はだいたいみっつの場合がありまして。」
①国体などのスポーツで使う人
②農作物を守る為に使う農家の人
③親の形見で手放したくない人
ですね
「この場合でしたらまだ話はわかるんですが魚釣りの延長のような気持ちというか心構えですと困ります。
けっして趣味の狩猟を否定しているわけではありませんがあまりにも気持ちが軽すぎるんです。
目標を持ち正しいこころざしで確固たる意志を示していただきたい。」

「そしてこれから先の事ですが犯歴も調べますしご近所やお勤め先にも素行調査で聴き込みにまいります。
驚かせる訳ではありませんが先にお伝えしておかないと会社や近所に警察が調査しにくるなんて聞いてないぞとお怒りになられるかたもいらっしゃいますので覚えておいてください。」

「ところでお住まいは自宅でしょうか?
賃貸物件ですと弾が火薬なものでなかなか設置できない物件が多いですし銃ロッカーを固定するのに壁にネジ止めするので壁を傷つけるのはダメな物件もあります。
せっかくお金と時間をかけて試験に合格してもお住まいに設置できなければもったいないですから。
まずは大屋さんに銃と弾を設置してもいいのかどうかを確認してからまたおこしください。」

ツカ「はい」

と答えてその日は帰った。

栃木で農作物作ってるけど、この時はまだ東京の賃貸物件に住んでたからね。

あいずちをうつのみの30分間だったな。

ほかにも銃を使った事件や暴発事故の悲惨な実話とかお話を聞いた。

確かにそのとうりだなと思ったよ。

最初は絶対に追い返されるらしいけどまあ当然といえば当然で警察は正しい。

猟銃等講習会(初心者)受講申込み

猟銃等講習会(初心者)受講申込み(郵送による申込みもできます)
【提出書類等】

猟銃等講習会受講申込書(第19号)1通
写真(提出前6月以内に撮影した無帽、正面、3分身、無背景、縦3センチ・横2.4センチのもの)1枚
【手数料】6,800円

後日マンションの大屋さんに電話して確認したら「壁じゃなくクローゼットの中に設置するならいいよ。」って話になったからまた電話してから警察署に行った。

「東京都の初心者の筆記試験は都内の警察署が順番に会場になって1ヶ月に一度開催されます」とのこと。

「警察署の会議室の広さがまちまちなので試験の定員数には限りがあるので、だいたい30~50人しかはいれないのですよ。あいてる席がなくて3ヶ月待ちだから3ヶ月後に練馬警察署行ってください」って話になってお金払って申し込んだ。

この時筆記試験用の教科書がもらえるらしいんだけどくれなかった。俺も貰えるの知らなくて受け取らずに帰っちゃったな。みんなは貰ってくださいね。

猟銃等講習会受講

猟銃等講習会受講(考査あり)
【持参品】受講申込書(控)、筆記具、テキスト

講習修了証明書交付
【有効期間】交付日から3年

練馬警察署の初心者講習にいったら全員教科書持っていてびっくりした。「は!?何それ?」

「教科書もってないひといますか?」っていわれて僕と黒人が手をあげたけど、「ない人はよく聞いておいてくださいね」って言われて結局教科書貰えなかったな。

マジかよ!?って思った。

時間になっても来ない人が50人中5人いた。

限られた人数しか座れないのに当日欠席するとかマジやめて欲しいんだけど。

試験に来た人は女子大生からおじいちゃんまでいろんな人がいた。

最初の数時間は講習を聞くって決まりがあるらしく二時間くらい先生の話を聞いた。

教科書ないからかなり集中して聞いたよ。

講習がおわったら簡単な筆記試験があった。

講習で話したところだけが全部でた。

先生の講義聞いてたから余裕だった。

だいたいお昼になったからランチ休憩でラーメン食べて戻った。

戻ると筆記試験の結果があった。

番号読み上げて呼ばれなかった人は帰れって感じだった。

黒人は不合格だったみたいで帰ってた、だいたい5人くらい不合格で席をたったかな。

わりと簡単な試験だけどまあ落ちる人は落ちるんだな。

初心者講習終了証明をもってウキウキしながら警察署に行った。

「実際に使う場所はどこなんですか?」

ツカ「栃木県の山です。」

「何を狩るんですか?」

ツカ「イノシシとシカです。」

「じゃあ罠でいいじゃないですか罠でやってください。他の猟友会のおじいちゃんが銃を持っていてその人に頼めば撃ってくれるんでしょ?」

と言われたので、罠で狩猟をする流れになったんだ。

どのみち害獣が減ればいいだけだし銃じゃなくてもまあいいかなと。

でまあ罠の狩猟免許をとりに行ったんだ。

年に二回くらいしか試験ないらしくて何度も行くものじゃないし、覚える事がだいたい同じだからついでに銃の狩猟免許もいっしょにとることにした。

試験の前の週に猟友会主催の勉強会があって講習に参加したよ。

実技試験の練習ではじめて罠や銃にさわった。

はこわなの設置とかは講習会で教えてもらわないとなかなか難しいかもね。

実際の試験でどうぞって言われてさわった事の無い人が扱えるものでもないと思う。

試験当日はけっこう人がいてほとんど男性だったかな。

銃の申請は女性いたけど狩猟の申請は女性あんまいないね。

つまりクレー射撃は女性に人気で狩猟は人気無いってことだ。

法律のペーパーテストして、鳥獣判別して、罠の実技試験して、銃の実技試験した。

まあまあのできばえで狩猟免許とれた。

で実際に罠猟してみたら罠にかかる奴とかからない奴がいる事を知った。

罠にかからない奴は銃じゃないとやれないし、かかったらかかったで棒で叩き殺すのがかなりしんどい。

数匹を撲殺してみたけど本当に疲れる。って事でやっぱり銃くださいと警察署に泣きついた。

「じゃあ東京じゃなく栃木県に引っ越して栃木で申請してください。」って言われたので

栃木県の山のふもとの土地に引っ越した。

教習資格認定申請

 

教習資格認定申請
【提出書類】

教習資格認定申請書(第10号)(PDF:10KB)1通
写真(提出前6月以内に撮影した無帽、正面、3分身、無背景、縦3センチ・横2.4センチのもの)2枚
住民票の写し(本籍の記載のあるもの)1通※猟銃等所持者は不要
本籍地の市(区)町村長発行の身分証明書1通
経歴書(別表第1の別記様式)(PDF:10KB)1通
診断書(精神保健指定医、かかりつけ医等作成のもの)1通
同居親族書(第13号)(PDF:10KB)1通
【提示書類】

講習修了証明書(3年以内に交付を受けた有効なもの)
【手数料】8,900円

教習資格認定申請は栃木県で申し込んだ。

調査・審査

書類を揃えて提出したあとに、近所の制服の警察官が家に来て面接した。

「犯歴について話をしたい」って言ってたけど、「罰金刑や禁固刑はなかったからありません。」て答えて帰ってもらったけど。

あとで電話で両親に銃を持つ事についてどう思いますかって聞いてた。

後日、父親と母親と僕が警察署に呼ばれて20年前と15年前に酔っぱらって保護された時の話をした。

さすがに20年前の話はおぼろげだったかなあ。

15年前の建造物侵入の事件の話をされてどんな内容でしたかと確認されて、

「いやちょっと覚えてないです」って言ったら、母親が覚えていて、

「酔っ払って国宝の寺のお堀で泳いで裸で土手に寝てたところを保護してもらった。」と言ってた。

建物の中には入ってないけどまあお堀も土手も敷地の中って考えるから捕まえましたって事らしい。

両親に銃を持つ事についてどう思いますかって聞いてた。

また別の日に父親と母親と僕が警察署に呼ばれて、

お金があるのかどうかを聞かれた。

銀行の貯金通帳と資産のコピーを提出した。

両親に銃を持つ事についてどう思いますかって聞いてたけどこれってなんで何度も聞くんだろうな?そういうきまりなのかなあ?

この時、親が「危ない」とか「怖い」とか言ったら、親の同意が得られていないという事でアウトだったのかもしれませんね。

しばらくして宇都宮の警察本部の偉い人からケータイに電話があっていままでのいきさつを話した。

この電話があってから両親呼ばれたり警察で面接したりっていうのがなくなったかな。

射撃教習

認定(教習資格認定証交付)(郵送による交付もできます)
【有効期間】交付日から3か月

射撃教習(公安委員会指定の教習射撃場で実施)

教習修了証明書交付
【有効期間】交付日から1年

あらかた身辺調査も終わったようです。

「射撃教習の申し込みができるようになったから警察署に来てください。」って電話がかかってきた。

火薬の許可申請して射撃場に行ってはじめて実弾を撃った。

25枚のうち2枚割れば合格みたいな感じだったけどなかなか当たらないね。

練習で50枚やったら肩がとても痛くなってしまった。

しっかりと肩と銃がくっついていなかったみたいで翌日肩があがらなくなったよ。

「あたるかあたらないかは問題じゃなくて安全かどうかのほうが重要です。」って言われました。

まあなんとか2枚割ってクリアした。

実銃の購入予約

銃砲所持許可申請をするには銃に刻印されている個別ナンバーが必要になるので、申請をする前に銃砲店で銃の予約をします。

そして銃砲店に鉄砲を買いに行った。

鉄砲屋さんに行って「中古で安いのください」って言ったら、

「鉄砲というのは何に使うのかというのがとても重要なので、何を撃つのかという目的をはっきりさせないと選ぼうにも選べませんから、まずどうされたいのかを教えてください。」と諭された。

ツカ「そうなんだ?へえ。」

ツカ「獲物はイノシシ。シカ。用途は罠に掛かった獲物のとめうち用です。」と答えた。

「それならうってつけのものがありますよ!こちらです!」

とでてきたのがレミントンM870の短筒スラッグ専用銃身である。

ツカ「あれ?これバイオハザード4でレオンが使ってるショットガンじゃん。かっこいいな!」

バイオハザード好きだしこれでいいか。

という事で即買いした。

「クレー射撃にはまったくむいてないからクレーやりたくなったらまた色々買いにきーてね♪」

という感じで銃の売買契約書だけ受け取って、掃除道具や銃ロッカーと弾ロッカーその他アイテムを買って持って帰った。

銃本体は警察の登録が終わってからまた取りに来る決まりです。

銃砲所持許可申請

銃砲所持許可申請
【提出書類】

銃砲保管状況報告書1通
銃砲所持許可申請書(第6号)1通
写真(提出前6月以内に撮影した無帽、正面、3分身、無背景、縦3センチ・横2.4センチのもの)2枚
譲渡等承諾書(第12号)1通
同居親族書(第13号)1通
住民票の写し(本籍地の記載のあるもの)1通
経歴書(PDF:10KB)1通
※猟銃所持者は省略可。(新たな許可証の交付を受ける場合は除く)

※教習修了証明書の交付日から1年以内であって内容に変更がなければれば省略可)

診断書(精神保健指定医、かかりつけ医等作成のもの)1通
本籍地の市(区)町村長発行の身分証明書1通
申請銃確認書1通
【提示書類】

講習修了証明書1通
教習修了証明書(許可を受けようとする猟銃の種類に係るもの。猟銃の申請に限る)1通
【手数料】

1丁目10,500円
複数丁同時に申請する場合の2丁目以降1丁につき6,700円
(認知機能検査対象者以外は調査・審査へ)

認知機能検査
【対象】銃砲所持許可申請書の提出日における年齢が75歳以上の方
※例外
申請日以降に運転免許の講習予備検査を受検し、結果通知書を提出した方

【手数料】650円

さっそく銃砲所持許可申請をしてきました。

調査・審査

次の日。

「身辺調査に行きますから、身辺調査に行って欲しい住所氏名電話番号を警察署に書きにきてください。」

と電話があったので近所の住所氏名電話番号を書いて提出した。

警察がいきますよって挨拶してまわってくださいねと念を押されたので、隣の家と向かいの家に菓子おり持って挨拶に行った。

「こんにちは向かいのツカです。山でイノシシ撃つのに鉄砲を買いまして、鉄砲は鉄砲屋さんに預けるから家にはないんだけど、警察が悪い人かどうか聞きに来るから悪い人じゃないよって言ってもらっていいですか。」って頼んだ。

平日の朝9時半に警察制服の人とスーツ着た偉い人が来た。

スーツの偉い人が家を見に来た。

平日お休みとれない人は免許とるの大変だと思うな。

いろいろ見て写真撮って面接した。

内容はまったく最初と同じ事で確認作業みたいな感じだったかな。

ひととおり質問して帰ってった。

とても真面目でいい感じの人だったな。

僕らが面接しているあいだに警察の制服の人のほうが近隣の聞き込みをしてまわっていたらしいです。

許可(所持許可証交付)

そして許可証が貰えたので銃を手に入れた

最初の許可は射撃だけらしいんだけどもうすでに狩猟免許も持っていたので許可証に狩猟も追加できました。

銃の所持

※許可を受けた日から3か月以内に許可を受けた銃を譲り受けない場合、その許可は効力を失います。

さすがに銃砲店に取りに行かない人はいないと思いますが、有効期限は3ヶ月なので忘れないように気を付けてください。




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