データ | |
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名前 | 旧木沢小学校 |
よみがな | きゅうきざわしょうがっこう |
都道府県 | 長野県 |
所在地 | 飯田市南信濃木沢811 |
営業期間 見学時間 | 8~17時(無人開放) |
備考 | 昭和7年建造の廃校の木造校舎。 研修施設やコンサート会場として利用されており、 校舎内は自由に見学できる |
【ユーチューブ】
僕はいま長野県にある木造校舎の旧木沢小学校に来ています。
昭和を感じる木造校舎。
児童数の減少により平成11年に廃校になった校舎が、
住民と観光客の交流の場として新たな人生を歩みだそうとしているのです。
という事で実際に木造校舎の中に入ってきました。
前回、道の駅遠山郷で木造校舎の小学校がオススメという事で、木造校舎に来てみました。
これはこれは、目の前にドラマや漫画でしか見た事が無いような木造の旧校舎が実際にありました。
映画のセットみたいな感じですね。
旧校舎の左側に体育館と倉庫のような建物があります。こっちの建物もけっこう古いですね。
倉庫の前に白い車が停まっているので誰かがそこに来ているようです。
グラウンドの右端に今では見なくなった「回転ジャングルジム」という遊具が設置してあります。
この鉄パイプでできた球状のものが中央の軸を中心にグルグルグルグルと回り続けるというもので、
あまりにもグルグルグルグルと高速で回り続けるものだから、
中に入っていた子供が失神・気絶してそのまま外に放り出されて骨折・負傷。
特にヤバいのが失神の気持ちよさに目覚めてしまう子供が何度も失神を繰り返すようになり、
今ではその存在すら消え去ってしまったという伝説の回転拷問失神マシーン。
現存する実物を見るのは初めてである。
こちらも禁止遊具のジャングルジム。
鉄パイプで組まれた大きな四角い箱の枠である。
頭に鉄パイプをぶつけて血だるまになったり、落下して手足を骨折する子供が後を絶たず、
血塗られた殺戮マシーンとして存在を封印された。
珍しいなあ。
それでは旧校舎に入りましょう。
ドアには「ポケモンGOおります」と書かれています。
おる?とは?いる、という事ですね。
学校の下駄箱って鉄の靴入れしか見た事が無かったので斬新ですね。
壁に木の棚があって、そこの棚に靴を入れるようです。
これじゃあ、下駄箱にラブレターなんていれられませんね。
一階の廊下にはチラシやら絵やら写真やらいろいろなものが貼り付けられています。
足踏みで空気を送って演奏するオルガンがありました。
電子オルガンしか見た事が無いので、けっこう珍しかったです。
これはまた見事な職員室ですね。
校長室というものが無くて部屋のすみっこに校長デスクがあります。
窓際には来客用のソファがあり、めちゃくちゃ狭いです。
テーブルの上にカセットデッキがありました。
カセットデッキなんて実物を見るのは初めてですね。
隣の保健室に行ってみましょう。
「!?」
入り口のすぐ横に人体模型が立っていました。
「怖いな!!!かなりビックリしたぜ!」
テーブルの上に「木槌」「鉄琴」「マイク」があります。
「なんだこれ?」
どういう組み合わせなんだろうなあ?と思っていたところ、
木槌で鉄琴を鳴らしてピンポンパンポーン♪というチャイムをアナログで鳴らすというシステムのようです。
昔のチャイムって放送で鳴らしていたんですね。
勝手に指導でなるものかと思っていましたが、昔はアナログだったのか。
そして隣が教室ですね。
生徒は3人だったようです。
とても広い教室に見えますね。
机とイスが3つありました。
ランドセルが掛かっていますが、置いて行ったのかなあ?
壁に掛かっている時計がネジ巻式の時計ですね。
オルガンもあります。
そして一階はここまで。
階段があって二階に行けるようになっています。
かなりの木造階段でのぼると階段がギシギシ言いますよ、大丈夫かなあ?
階段の真上に障子の小部屋がありますよ?な、なんですかこれ?
「突然の和室とか、なにこれ妖怪でも住んでるのか!?」
室内は畳の部屋で、真ん中に小さなテーブルがあり、奥の本棚にたくさんの雑誌が並んでいます。
テーブルの上には130円時代の少年ジャンプと何かの雑誌とバルサンが置いてありました。
古いジャンプだなあ、と思って開いたらど根性ガエルとかが連載されていました。
サムライジャイアンツとかも連載してますよ。
コミックスにもなっていない短編チックな漫画も載っていてけっこう楽しかったです。
棚にはかなりの量の雑誌が刺さっていて暇つぶしには事欠かないですね。
どうやら宿直室のようですね。
この教室はにぎわっていたころの教室のようです。
テーブルとイスがたくさん並んでいますね。
壁際にロッカーがあります。
かきぞめとか写生大会の絵とかが貼ってあります。
せっかくだから座ってみました。
テーブルちっちゃいなあ。
というかミニチュアの中にいるような気分になりますね。
基本的に天井が低いから、ドアで頭をぶつけそうになりますよ。
よく見たらテーブルもイスも全部が木でできていますね。
隣の部屋は写真の展示ルームになっていました。
展示のアトリエとして貸出をしているようです。
何かがもぞりと動いたので近づいてよくみてみると猫がいました。
かなりのデブ猫ですね。
どうやらここの校長先生のようです。
人懐っこくてとても可愛いですよこれ。よーしよしよし。
玄関が下にある階段のところに赤と白の大きな玉が置いてあります。
なんだろうなこれ?と思って記憶をたどると、
確かインターネットで見た古いスポーツ写真に「玉転がし」というスポーツが載っていましたね。
この大きなボールを2チームで転がして先にゴールしたほうの人が勝ちというスポーツで、
この大きな玉の下敷きになって血だらけになる子供が絶えなくて現在は封印されているそうです。
一番奥の部屋では何かの儀式の跡がありました。
ちょっと怖いなあ。
ふと壁に掛かっている古そうな白黒の写真を見たところ、
ジョジョの奇妙な冒険に出てくる、石仮面を付けてフードを被ったカーズがジョジョのポーズで写真に映っていました。
石仮面って実在したのか。
かっこいいな。
音楽室。
音楽室の奥には音楽家の写真が飾ってあります。
こういう写真って必ずあるよね。
音楽室の真ん中には太鼓やオルガンが展示されています。
そして隣の体育館にきました。
テーブルとイスが並んでいます。
カフェ?のような感じになっていますね。
なかなか興味深いです。
というか来て良かったな。
なんせ今の時代では封印されて無くなってしまったような遊具やアイテムがそのまま保管されていて自由に触ることができる。
これは良いですよ。