こんにちは宇崎ツカです。
いつも行く山に沢があって、その沢の水が溜まっているちょっとした池のような場所があります。
そこにコガモが2匹いました。
北海道とか海側にある県とかだと11月中旬には渡り鳥が渡ってきますが栃木県の山奥に渡り鳥が来るのは12月あたまくらいのようです。
ほかにも僕に気がついてガーガー鳴いていたカモがいましたがそれはほっておきましょう。
こんなに警戒の鳴き声を出しているカモがいるのに隠れないコガモ2匹をゆっくり狙って撃ちました。
鳥を狙って撃つ時はあまり手が震えないですね。
オスのコガモは余裕のヒットで即死です。
メスのコガモは飛んで逃げました。
池のほとりに獲物を回収しにいったけど遠くて届かないので木の棒でひきよせてキャッチしました。
やったね!コガモゲットだよ!
今期の銃猟はじめての獲物だったのでもうこれで帰りましょう。
帰って焼いて食べよう。
カモ肉カモ肉もう頭の中はカモ肉でいっぱいですわ。
一般的には回収した時点で肛門に棒を突っ込んで腸を引きずり出すらしいですがそんな棒もってないです。
いちおう買っておいたほうがいいのかなあ。
おなかを切り裂いて内臓を摘出するのもいいみたいですが、
じつは僕はカモを解体したことがないので内臓がどうなっているのかを確かめながら解体しようと思うので何もしないで持ち帰りました。
解体します。
おなかの毛と背中の毛をむしりとりました。
なんか皮がとても柔らかくて毛を引き抜いたら皮もひきちぎれてしまいました。
ちょっと丁寧に毛をむしります。
そしておなかを真っ直ぐに切り裂きましたがカモって胸の真ん中に骨があるのね。
その骨に沿ってムネ肉を切り取りました。
そのすぐ下にあるモモ肉も切り取ります。
次は内臓を取り出そうとしましたがエビの殻のような薄い軟骨が内臓を球状に覆っています。
なんだこれ。
肛門の部分にはこのエビの殻のようなものがないので肛門からハサミでパキパキと切り割りました。
このエビの殻にへばりつくようにてろんとした肝臓がくっついていました。
首の下に心臓が見えます。
心臓の下に心臓の2倍くらいある砂肝がありました。
へえ。
砂肝ってこんなにでかいんだなあ。
焼き鳥屋の砂肝ってもっと小さいんだけれどどういう事なんだろうか。
砂肝を真ん中から半分に切ったら中から淀んだ沼のようなニオイの藻がいっぱいでてきました。
砂も入ってましたが砂の割合は少ないです。
砂1の藻9ってところかなあ。
砂肝の上の筋肉と下の筋肉の間に藻がつまっていたので食べた草をこの臓器ですりつぶしているみたいですね。
いつも焼き鳥で食っている砂肝は上の部分と下の部分で1匹から2つとれるという事がわかりました。
知らなかったなあ。
なにげなくいつも食べている物がいったいどういうものなのか僕は知らないって事がわかったよ。
あとは食道からの小腸と大腸がぎっしりつまっている感じですね。
食道をひっぱりだしたときにてろんとした白い臓器が多分肺なんでしょう。
肺ちっさいな、あんまり息をしないものなのか。
内臓は心臓と砂肝とレバーとか、こんなもんでいいかな。
ほかは庭に埋めます。
ムネ肉x左右、モモ肉x左右、心臓、砂肝x上下、レバーx左右ですね。
炭火で焼いてみましょう。
カモ肉の炭火焼です。
いい感じに炭に火がついたので焼いていきましょう。
とてもいいにおいがします。
屋台の串焼き屋のようなとてもいいにおいです。たまらないね。
焼けたのでどんどんたべていきましょう。
心臓はたいしておいしくないです。
血抜きしなかったのがだめだったかな?
期待はずれというか本当に普通って感じで血の味がする。
砂肝は衝撃的なほどにうまい。一番うまいといえる。
屋台の砂肝など話にならないほどに柔らかくて、それでいてコキコキとした歯ごたえがある。味は鶏肉の砂肝を濃厚な感じにしたもの。深い。
レバーはまずい。
いやまああんまりレバー好きじゃないってのもあるんだけれどね。
血抜きしてないからなのかなあ。
まずいですわこれ。
焼いたら縮むしあまり好きじゃないですわこれ。
ムネ肉うまい。
一番量のあるメイン食材らしさが凄い。
そしてうまい。
脂身いっさいなしで味はカモの味を強くした感じかな。
モモ肉もムネ肉とだいたい同じ味です。
ただ小さいので一口でたべてしまいました。
足の骨が柔らかいです。
渡り鳥だからムネ肉がとても発達してますね。
いやあコガモ美味しかったですよ。
次にカモがとれたらカモ鍋にしましょう。
ごちそうさまでした。