場所:群馬県利根郡川場村大字川場湯原
料金:無料
期間:通年
ゴミ:持ち帰り
備考:水場、トイレぼっとん。
水は持参の事。
アクセスルートに約2km未舗装路あり。
【ユーチューブ】
【無料温泉無料キャンプ場道の駅マップ】
https://www.google.com/maps/d/u/1/edit?mid=zWOo3mhDStfg.k_dGJp1t0y20
こんにちは宇崎ツカです。
僕はいま、群馬県にある川場谷野営場に来ています。
武尊山(ほたかやま)に向かう川場谷コースの登山道の入り口にある野営場です。
水が無いので水は持ち込みしないとダメですが、
山奥にある静かな場所ですね。
林道のダートを2キロ走った場所に川場谷野営場がありました。
ここをまっすぐ進むと武尊山(ほたかやま)になります。
同じような読み方の穂高岳という場所がありますがここは違う場所です。
登山道のコースが木の看板に書いてありますが風化していて読めません。
けっこう広くて平らな四角いエリアに山小屋がぽつんとあるだけの場所です。
四角いエリアだったのでカドに車を停めようとしましたが焚火のあとがあったので手前に車を停めました。
木炭はタイヤで踏めば砕けるけど、デカい石はタイヤで踏みたくないです。
山小屋を見てみましょう。
基本的に遭難者が救助を待つための避難施設なので、大雨や雷や雪でどうにもならない時以外は使えません。
もしもの時のために中にある設備を確認しておきましょう。
ドアを開けると中央に囲炉裏がありました。
奥の新聞紙の上に薪がちょっとあるようです。
テーブルの上の黄色いプラスチックのカゴの中に新聞紙がどさっとありました。
コンセントがありますが電気が来ていません。
山小屋の左の壁に4人寝られるベッドと布団一式がそれぞれありました。
キッチンにはテーブルが押し込められていて、テーブルの下にピンクのダイヤル式電話がありました。
ここでダイヤル式の電話の使い方を説明しておこう。
たしか受話器を持ち上げて10円を入れて、入力したい数字の書いてある穴に指を突っ込んで円盤状のダイヤルを右にスライドさせる。
すると指が引っかかって止まるので、止まった位置で指を引き抜く。
引き抜くと自然に円盤状のダイヤルが最初の位置まで戻るので、正確に戻った事を確認してから次の番号を同じように入力する。
プッシュ式の方法とは全てが違うアナログダイヤル入力なので使い方には注意が必要だ。
避難小屋にはこういった謎のアーティファクトである昭和の機械がゴロゴロしているので使い方を覚えておかないと遭難した時に使い方がわからなくて救助が呼べない。
だが、今回の場合は電気が流れていないようなので受話器を持ち上げても「ツー」という音が聞こえなかった。
最初から使えないのである。
というより、ここには電線が無い。
つまりどこかにエンジン式の燃焼系発電機かガス式の発電装置のようなものがあると思うのだが、ちょっと見た感じでは確認できない。
蛇口はあるけれど、水は出ません。
閉まっているドアがあるので開けてみると、和式のBOTTON(ぼっとん)トイレがありました。
BOTTONトイレとは、落下式便所であり、大便が落ちて弾ける擬音がBOTTON(ぼっとん)と聞こえる事からついた名称である。
BOTTONトイレの穴から深淵の向こう側が透けて見える場合があるが気を付けたほうがいい。
深淵を覗く時、深淵もまたあなたを覗いている。
BOTTONトイレが現代社会から急速に消滅している理由のひとつが深淵の封印であるといえる。
1990. 4 東京都足立区公園公衆便所便槽内遺体発見事件
1999. 6 秋田県秋田市公園内公衆便所便槽内覗き目的侵入事件
2010. 5 新潟県上越市公衆便所便槽内遺体発見事件
平成元年(1989).2.28発生【福島女性教員宅便槽内怪死事件】
などなど、本当に深淵に引きずり込まれてしまうのだ。
これ以上ここに留まるのは危険なのでドアをピッタリと閉めた。
トイレの隣に、何か引き戸のような扉があって開けてみたが半分くらいしか開けられなかった。
真っ暗で何も見えないので何が入っているのかわからなかったが、これ以上、深入りしてはいけないような気がしたので、
いちど外に出る事にした。
避難小屋の向かい側に何かの建物が建っているようです。
コンクリートブロックを積み上げただけのような。
無骨な作りの何かがあるので行ってみましょう。
これはダブルBOTTONトイレでした。
ダブルBOTTONトイレとは、大きな空間が地下に広がっていて、その空間の上に同時にふたつの便器があるというものである。
便器はふたつの個室に分かれているが、深淵が地下で繋がっているのだ。
さきほどのシングルBOTTONよりも深く広い闇がある。
とても危険なので僕は深淵を見ることができない。
ちなみに世の中を皮肉る為に比喩表現で「クソみたいな世界」とか「肥溜めのような世の中」という表現があるが、
そういう事が言える人たちは本当にこの中に入った事があるのかね・・・?
というかBOTTONの深淵を覗いた事すらないのではないのかと思うがどうなんだろうな。
そびえ立つ糞という表現に一番近いものが牛糞の山だと思うが、
草食の牛である牛糞と雑食の人間である人糞とは汚物のレベルが桁違いで、雑食の人間の方がぶっちぎりで危険度レベルが高い。
とまあ、以上が群馬県にある川場谷野営場のありさまでした。
とても静かで山奥が感じられる素晴らしい野営場です。
大雨でも避難小屋があるのがとても安心できますね。
草刈りもしてあってとても綺麗です。
水が無いので持ち込みになりますが、それだけ気をつければ大自然が満喫できました。
そして温泉博士という雑誌を使って「ほっこりの湯550円」という温泉に無料で入ってきました。
温泉博士という雑誌を買ってフロントで見せると無料~1000円引きでお風呂に入れる店があるので積極的に無料のお風呂に入浴して行きましょう。
群馬県側から尾瀬に行く途中のお風呂なので尾瀬ハイキング帰りの人たちがわさわさつかっていました。