狩猟サバイバル5日間に挑戦してみましょう。
こんにちは宇崎ツカです。
狩猟期間に入ったのでさっそく5日間サバイバルしてみましょう。
無理そうだったらリタイアします。
水を持ってきてないので水を探します。
すこし山を歩くとちょろちょろと流れる沢がたくさんあるので水には苦労しませんね。
このへんの山には水がたくさんあるから霧とかもやとかがすごくなるんだなきっと。
昨日の霧とか本当にたいへんだったよ。
霧がまとわりついてシャツがびっちょびちょで乾かないから体温が低くなりすぎて腹が冷えたし、シャツから湯気が出まくってて寒かった。
今日は霧が出てないから快適です。
さっそく近くにあるこの沢の水を汲みましょう。
こういう山の水は上流で腐った死体とか動物のうんこが流れてくるのでそのままゴクゴク飲めません。
普通は煮沸させて飲みますが、昨日の雨と霧で今ここにある木の枝やら落ち葉はベッチョベチョに湿っていて燃えません。
僕の予定ではそのへんの枯れ枝や落ち葉をかき集めてメタルマッチでかっこよく火おこしをして水の煮沸や焚き火などをするイメージでしたが現実はかなり厳しいようです。
やべえ!!!まったく火がつかないうおお!!!
それどころか地面の泥じたいがビチャビチャしていて気が遠くなりそうです。
ああ。
これは火はあきらめましょう。
スーパーデリオスという携帯浄水器をもってきているのでさっそくこれを使ってみましょう。
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「スーパーデリオス 携帯用浄水器 300mlボトル」は、0.1ミクロン高精度フィルター、繊維状活性炭を使用。キュッと軽く押して搾るだけで、約18秒で300mlの水をスピード浄水できる浄水器(災害用)です。
大腸菌などの病原細菌、雑菌、カビ、濁りをはじめ、塩素や泥などのニオイを防ぎます。畳めばポケットに入る、軽量コンパクト設計。飲み水はもちろん、清潔用水としてもお使い頂けます。
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箱から取り出すと青いカバーに入ったマヨネーズの容器のようなものが出て来ました。
マヨネーズのキャップが少し大きめにできていてここにフィルターが入っているようです。
キャップの根元をひねって取り外して沢の水を容器の中に入れます。
泥のまじった沢の水を手に入れました。
これをしぼると綺麗な水になるというシステムです。
ぎゅっとしぼってみました。
フィルターでこされた水は見た感じとても綺麗にみえますね、泥が混じっていません。
では飲んでみましょう。
・・・
腐った葉っぱの味がします。
・・・ぅえ
紅葉で散った葉っぱが沢の底に積もったものが腐って土になりつつあるようです。
まあさすがにフィルターでは水そのものはおいしくならないよな。
でも細菌でゲリするような事はないだろうからかなり簡単に飲料水を確保することに成功しました。
いちいち焚き火をして水を煮沸するという壮絶にめんどくせえ製造工程をすっとばすことができましたよ。
一回しぼると300MLの飲料水が手に入るので2Lペットボトルに使うぶんだけためておきましょう。
消毒はしていないので生成した飲料水は保存できませんがね。
飲料水の確保に成功したので次は寝床を決めましょう。
できるだけたいらな場所を見つけました。
とりあえず地面にレジャーシートを敷いて座って休憩します。
寝袋とテントを持って来ていないのでこのまま野宿になりますが、災害用のアルミシート寝袋というものを持ってきたのでさっそく使ってみます。
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レスキュー簡易寝袋
非常時、災害時の防寒用簡易寝袋です。長さ約200cm、巾100cmで大人が楽に入れます。畳んでしまえばポケットにも入るコンパクトサイズ!登山、キャンプ用の非常用寝袋としても使えます。
●大人が楽々入れるコンパクト寝袋
●キャンプや登山の非常袋として活躍も可能
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とても小さくて軽いですね。
これならリュックサックに放り込んでいてもまあいいかと思える重さと小ささです。
広げてみたらとても薄いですが大丈夫なのかなあこれ。
薄いアルミホイルの大きな袋みたいな感じでシャリシャリとけっこう大きな音がします。
しばらくはいってみたところとても温かいです。
これは思いのほか温かくて快適な野宿になるかもしれないです。
もう11月中旬の冬なもんで寝汗をかくようなことも無いし中がムレムレって事にもならないような気がします。
が、
地面がとても冷たい。
アルミシートで温かいはずなんだけれども地面に触れている部分から自分の体温がどんどん吸収されていくのがわかる。
うーむ。
熱の伝わり方には3パターンあってそれぞれ放射、伝導、対流だ。
アルミシートは放射された僕の体温を反射してくれるので温かい。
他のシートでは放射熱を反射しないで吸収してしまうのでシートが温かくなって僕は温かくならないんだ。
これはいままさに体験しているのでよくわかる。
そしてアルミシートごしに冷たい地面が直接僕の体温を奪い取っていくのが熱伝導だ。
放射熱の反射アルミシートの熱量よりも、熱伝導で地面に奪い取られる熱量のほうが多い。
このままでは地面に触れている部分から体温をすべて奪い取られて明日になったら冷たい死体になってしまう。
これはまずいです。
マットが必要ですよ。
そこでこの災害用の簡便エアーマットを使います。
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防災用品 簡便エアーマット
ストローで空気を吹き込むだけで、簡単に出来上がります!_・寝心地抜群!_・冷たい地面でも、簡便エアーマット上で寝ている人の体温を奪いません。暖かいです!_・収納、持ち運びに便利!__【仕様】_1.素材:ポリエチレン+ナイロン+ポリエチレンの3層_2.膨らませた時のサイズ:長さ1950mm×幅580mm×厚み50mm_3.耐久性:約3ヶ月(繰り返しての使用可)_4.未使用時の保存期間:暗室で約15年_【使用方法】_1.簡便エアーマットを袋から取り出し、広げます。_2.簡便エアーマット本体の弁にストローを差し込みます。_3.ストローは弁の先より出さないで、中間点で止めて下さい。弁の先端よりストローが出てしまうと吹き込んだ空気が逆流し、簡便エアーマットが膨らみません。_4.簡便エアーマットが固くなるまで息を吹き込んで下さい。_5.ゆっくりとストローを抜いて下さい。_6.簡便エアーマットの空気を抜く時は、ストローが弁の先から出るまで差し込んで下さい。ゆっくりと空気が抜けます。__【ケース入数 50×2】
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ビニールと赤いストローが入っていました。
この小さなストローで空気を吹き込んで膨らますようですね。
ふうふうします。
最初はどんどん膨らんでいきましたが後半になると空気の圧力が必要でけっこう吹き込む力が必要でした。
そして完成したエアーマットはとてもあったかくて地面からの冷たさがまったく感じられなくなりました。
これで地面からの冷たい熱伝導をシャットアウトできたので凍死する事はありません。
安心して眠れますね。
ふぃー
サバイバル期間は5日間あるので今日はこれで良しとしましょうか。
もう暗くなるのでこのままじっとしていましょう。
あんまり動くと腹が減るしなー。
と温かくて快適にゴロゴロしていたら突然エアーマットの空気が抜けました。
ファ!!!ファーーーッ???
なんだこりゃ?パンク?エアーマットがパンクした!?
うそだろもう暗くなるんだぞ、どうすんだよもうどうすんのこれ?
なんでだよもうこれどうなってんの意味わからねえ。
よくみると切れた太い草の茎がエアーマットを貫いたようです。
僕の体重で押されたエアーマットが尖った茎にブッ刺さって数時間で快適なエアーマットがただのビニールになってしまいました。
そもそも災害用エアーマットは体育館や公民館などのホールで使うものであってこんな山の藪で使うものではないらしい。
うはあ。
こんな事になるなら薄くてもいいから銀マットのロール持って来ればよかったな。
山ではエアーマットよりも銀マットのようなシートタイプのマットの方が良さそうだ。
といってももうどうにもならない。
くうう。
しかたがない。
そのへんの落ち葉をかき集めてできるだけ地面からの冷たさを軽減するほかに選択肢が無いな。
という事で葉っぱを集めてその上にねころがりました。
うーむ。
葉っぱすげえ湿ってるけど地面に直接ころがるよりもましか。
雨が降らない事を祈って寝ます。
おやすみなさい。
と思ったら夜に小雨がパラついてきました。
まあでもそんなに強くない雨なのでなんとかたえられそうです。
そして鳥が木の枝にとまると木の葉やちいさな枝が頭上から降ってきます。
これけっこう驚くというか危ないですわ。
というか鳥ってけっこういっぱいいるんだな。
動かないでじっとしてると鳥が集まってくるのがわかる。
あと猫みたいなサイズの光る目がこっちをみていてよく目が合う。
タヌキかな?
小さめの箱罠をしかければタヌキ食えるかもしれないな。
はー眠いから寝る。