納税の義務と権利について

よくあるコメントで税金払えってのがあるんだけれども、
日本人なら働いてなくても消費税って税金を払ってるので小学生でもジュース買ったら税金納めてます。
僕はまだ完全自給自足できていないので食べ物を購入しています。
購入するさいに消費税を払っているのであたかも税金を払っていないかのような決め付けはしないでね。

そして税金を払うのが嫌なら道路や公共サービスを使うなというコメントもよく聞く台詞です。
消費税払ってますからお門違いですがまあそれは置いといて、
これは権利と義務をよくわかっていない人のセリフなのでまあ誤解をといていきたいと思います。
「納税の義務をはたさなければ権利を行使できない。」これは納税の義務に対する対価として権利が与えられると考えていますね。
これは間違っています。
「僕が権利を行使する為に、国が義務を負え。」というのが正解です。
「納税の義務をはたさなければ権利を行使できない。」という考え方では権利が不当に侵害され制限されてしまいます。
公共の福祉の議論から権利は義務の対価である、という結論を導くのはよくあるミスリード。
ようするに釣りです。
「納税の義務をはたさなければ権利を行使できない。」と思っているあなたがたは釣り師に騙されているのですよ。

それでも納得できない人の為にもう少し詳しく説明しますね。
権利を主張するなら納税しろと言う人がとても多いのでそこまで言うなら、
じゃあ納税するとどんな権利が得られるのか?「納税者の権利」とは何か?を調べてみましょう。
まずは「国民の三大義務」
【教育の義務(第26条)】
 1項 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
 2項 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを無償とする。
【勤労の義務(第27条)】
 1項 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う。
【納税の義務(第30条)】
 国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負う。

教育の義務では1項で権利を明記している。2項で義務を負うと明記している。

勤労の義務では勤労の権利を明記している。そのあと義務を負うと明記している。

ところが納税の義務では、納税の義務を負う。としか明記されていない。

要するに納税者にはそもそも権利なんてありません。と憲法で決まっているのである。
いやその僕にあたるなよ?これ国が決めた事だからな。僕の決めた事じゃないから。僕にあたるなよマジで。

「納税の義務をはたさなければ権利を行使できない。」というセリフが間違っていることがわかったかな?

正解は「納税の義務をはたしてもお前らに権利なんてねえんだよ。」である。

ということで納税したくない奴は無人島で暮らせとか言うのやめてね。めんどくさいです。




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